どこか懐かしく優しい雰囲気と新しさを併せ持つ昭和レトロモダンは、幅広い世代に人気があるインテリアスタイルのひとつです。
最近ではレトロモダンでコーディネートされているカフェもよく見かけるようになりました。
おしゃれでありながら心安らぐ空間をご自宅にも取り入れたいと考える方も増えているようです。
そこで、昭和レトロモダンな空間をご自宅で取り入れるためのリフォームのポイントをご紹介いたします。

懐かしさと新鮮さが融合する昭和レトロモダンの魅力

昔ながらの雰囲気を感じるレトロな雰囲気を、現代の生活でも使いやすくなじむようにアレンジしたのがレトロモダンです。
おしゃれでありながらほっとくつろげる空間です。
そんなレトロモダンの魅力をご紹介します。

ほっと安心できる居心地の良い空間

昭和レトロモダンのインテリアは、どこか懐かしい雰囲気でほっと安心できる居心地が良い空間がとても魅力的です。
ぬくもりを感じる木目を活かした床
落ち着いたブラウンの木製の家具
優しい風合いのファブリック素材
レトロモダンの空間には、このような温かみのあるアイテムが使われているのも特徴のひとつです。
昭和レトロに馴染みのない若い年齢層からも人気が高い理由は、シンプルに目新しいだけではなく幅広い世代に共通して感じる“居心地の良さ”からくるものかもしれませんね。

本物の風合いを活かせる！リフォームに最適なインテリアスタイル

レトロモダンなお部屋へのリフォームなら、築年数が経過しているご自宅であれば本来の風合いを活かすこともできるためリフォームに最適なインテリアスタイルといえます。
経年変化によって木の部分があめ色に変わったフローリングや柱、梁や、陽に焼けた壁紙などその家その家の個々の味わいを活かすことができます。
新築でレトロモダンでコーディネートする場合も、あえてユーズド加工されたフローリングや扉などを使うこともありますが、実際に長年使われていた”本物の風合い“とは異なります。
リフォーム工事では、経年変化を新築のように戻す原状復帰を目的に行うことが多いのですが、その家本来の風合いを活かして新しい空間にすることができるのもレトロモダンの魅力のひとつです。

最近人気の”おうちカフェ”にピッタリなご自宅に

冒頭でもお伝えしましたが、レトロモダンはカフェでも人気のインテリアスタイルです。
カフェ風といっても、和カフェをはじめ、アジアン、モダンなど様々なスタイルがありますよね。
その中でもレトロモダンのどこか安心できて落ち着ける雰囲気は、カフェにもピッタリといえます。
また、このコロナ禍の影響もあってか、ご自宅でカフェに出されているような盛り付け方や食器などを使い“おうちカフェ”が最近人気のようです。
木の温かみが素敵なカッティングボードやレトロな喫茶店を感じさせるお皿などは、レトロモダンなお部屋もとても馴染んでおすすめです。

昭和レトロでモダンな空間にリフォームするための3つのPOINT

昭和レトロモダンな空間にするためにはどのようなアイテムを選んだらいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。リフォームを計画するときにぜひおすすめしたい3つのポイントがあります。

それは・・・
・室内窓
・タイル
・照明　　　　です！
それではひとつひとつご紹介しますね！

POINT①　室内窓を取り入れてスタイリッシュに

数年前から人気が出てきた【室内窓】をご存知でしょうか？
読んで字のごとく、お部屋の中に設置する窓のことを言います。
隣の部屋に光を取り入れることができたり、家族の気配を感じ取ることができたりと、お部屋のアクセントとしてのデザイン性だけでなく機能面でも重宝します。
そして、室内窓のガラスをチェッカーガラスやアンティーク調のガラスなどにこだわったものを選ぶことでよりレトロ感を楽しむことができます。
室内窓を取り入れるのに、特におすすめなのが玄関です。
玄関は他のお部屋に比べて窓が取りにくいことが多いため、「玄関をもう少し明るくしたい。」と思われている方はぜひ室内窓をご検討してみてはいかがでしょうか。

POINT②　優しい風合いが魅力なタイル

キッチンや洗面所など水回りにおすすめなのが壁にタイルを貼ることです。
空間の一部にタイルを貼るだけで、ワンランク上の洗練された空間を演出することができます。
タイルの中でも特に、モザイクタイルは昭和レトロな雰囲気をグッと引き上げてくれます。
また、四角形のほかランタンをモチーフにしたコラベルという形をしたタイルもあります。
きれいに並んだ四角形のタイルとは違った魅力があり、よりノスタルジックな魅力を与えてくれます。
白色のタイルは清潔感を感じるので水廻りにはおすすめです。
色味が欲しい場合は、少しくすみがかったお色であれば落ち着いた家具や内装とマッチしますのでお部屋に統一感が生まれます。

POINT③　照明計画で演出するレトロ感

最後にご紹介するのが照明です。
せっかくお部屋の内装にこだわったなら、照明にもぜひこだわりたいところです。
ダウンライトで用いて一部分を照らしてもいいですし、ランプシェードにこだわると一気におしゃれな雰囲気になります。
また、広さに余裕がある場合はお部屋の一角にスタンドライトを置けるようにコンセントを配置しておくのもおすすめです。
ひとつの照明でお部屋全体を照らすよりも、複数の照明で必要な分だけ照らすほうがよりリラックスできる空間を演出してくれます。
また、天井からコードで吊り下げるタイプの【ペンダントライト】もおすすめです。
【ペンダントライト】やダウンライトは１灯だけでは明るさが足りない場合もあるので、使いたい照明によって必要な台数が設置できるよう照明計画を立てましょう！

リフォームで叶える特別な空間を

いかがでしたでしょうか？
レトロモダンは昔ながらの要素をベースに現代的なデザインをプラスしたインテリアで、レトロなだけではないところがポイントです。
レトロな部屋にカラフルな色使いを加えたり、ステンドグラスなどアンティークなインテリアを使ってみるなど、組み合わせ次第で自分好みの住まいを作ることができますのでぜひチャレンジしてみてください！