サイディング外壁塗装は必要?意外と知られていない真実
家は完成してからも定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使うことができます。外壁(サイディング)の塗装も、そんなメンテナンスのひとつです。
しかし、この外壁塗装は
「やらなくても別に困らないんじゃないか。」
というような質問やブログ記事をネット上で目にすることが珍しくありません。
確かに外壁の塗装や補修をすぐに行わなかったとしても、目に見えた被害があるわけではありませんから後回しにしてしまうのは自然な選択かもしれませんね。
実際は必要なのか、不要なのか悩まれる方も多いと思います。
結論からお伝えしますと、外壁材にサイディングを使用していて、なおかつ家を長持ちさせたいなら外壁塗装は必須です。
その理由をご紹介します。
誤解されやすい外壁塗装が本当に必要な3つの理由
”塗装”と聞くと、多くの方が見た目をきれいにするために行うと思われるのではないでしょうか。
もちろんそれも正解です。
しかし、塗装の一番の目的は建物を”保護”することなのです。
外壁は常に雨風や紫外線にさらされていますね。
家の中でも特に劣化がしやすい場所といえるため、劣化が進行すれば大きな被害につながる可能性が大きいのです。
だからこそ、塗装工事の重要性は高くなります。
ここで外壁塗装が必要な理由を3つ、ご紹介します。
見た目がきれいになるだけじゃない!外壁塗装の一番の目的は防水性
塗装工事の一番の目的ともいえるのが、防水性の向上です。
外壁の劣化が進むと、ひび割れや反りによる隙間から雨水が侵入し、建物の木材部分の柱や躯体にまで水が到達すれば、場合によっては腐ってしまうこともあります。
木材が腐ってしまうと、家の強度を保つために腐った部材を交換する必要がありますが、場所によってはかなり大掛かりな工事になってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、外壁を塗装することでコーティングすることで撥水効果を持たせることも可能です。
修繕+補強効果で雨風に強い家に回復させる外壁塗装の役割
最近では、防カビ塗料、遮熱塗料、断熱塗料、耐汚染塗料と様々な機能が付与された塗料が発売されています。
このような機能性塗料を使うことで、新たな効果を外壁にプラスすることができます。
どんな機能を選ぶかは、”どんな暮らしにしたいか”から考えてみましょう。
建物の劣化は、立地環境によって異なってきます。
「家の近くに貯水池があって、苔が外壁につくのがどうしても気になる!何とかしたい!」
「このあたりは盆地で、夏は特に熱い地域だから熱に強い家にできたら快適に過ごせるかな。」
このように、どんな暮らしを手に入れたいかという基準で考えることで、後悔しない選択をすることができます。
住まいの印象が変わる!何年たってもきれいな我が家を保つために
3つ目は、美観の向上です。
パッと見て変化が分かりやすいため、塗装工事で一番イメージがしやすいのではないでしょうか。
外壁は時間がたつとともに、色あせたり汚れが目立ってきます。
塗装工事を行うことで、新築時のきれいな状態を取り戻すこともできますし、色を変えて今までと印象を変えて楽しむこともできます。
色を変えるだけと思われるかもしれませんが、色は第一印象を大きく左右させる大事な要素です。
選ぶ色によって高級感を演出することもできますので、今までと違うカラーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
知って役立つ!外壁塗装の基礎知識
外壁の塗装工事の大切な役割についてお伝えさせていただきました。
しかし、大切なのは分かってもいざ「やろう!」となったとしても、塗装工事を依頼すること自体経験ない方がほとんどです。
「塗装をする適切な時期は?」
「どんな色を選べばいいの?」
「明らかに塗った感じは、あまり好みじゃない場合はどうしたらいい?」
安心して塗装工事を行っていただくために、よくお問い合わせいただく疑問にお答えしたいと思います!
築何年目にするのが正解?外壁塗装を行う時期
外壁塗装を行う時期を見極めるポイントは「築年数」と「塗装をしなくてはいけないサインの有無」の2つあります。
使われている塗料の耐用年数や立地環境によって変わってきますので、一概に○年と決めることはできませんが、おおよそ8~15年に一度の頻度で塗装が必要といわれています。
また、建物に塗り替えのサインが出てくる場合があります。
具体的なサインの一部をご紹介します。
・外壁を触った時に白い粉が手につく「チョーキング現象」
・外壁がひび割れる「クラック」
・サイディングボードの継ぎ目にあるシーリング部分に亀裂が生じる
このようなサインが出ていたら、築年数にかかわらずプロに点検をお願いしましょう。
後悔しないためのカラー選び!汚れが目立ちにくい塗装色
避けることができない外壁の汚れですが、できれば目立たないようにしたいですよね。
汚れが目立ちにくいおすすめの色は、グレー、アイボリー、薄いブラウン、ベージュといった淡い色です。
逆に目立ちやすい色は、白と黒!
濃い色の黒は汚れは目立ちにくいと思われる方も少なくないので、驚かれることも多いです。
ほこりや黄砂などが白や黒などの原色の壁につくと、コントラスト差が大きいため、かえって目立ってしまいます。
どちらも、スタイリッシュで非常に人気な色ですが「外壁の汚れが目立ちにくくしたい。」とお考えの方は、避けることをおすすめします。
建物を長く使うために大切な定期的なメンテナンス
塗装工事を行わなかったとしても、すぐに目に見えて大きな被害があるわけではありません。
しかし、少しずつではありますが劣化は確実に進行していきます。
劣化が更に進めば、雨漏りを引き起こし、建物を支える柱を腐らせる可能性もあるのです。
そのような大きな被害が起こる前に、建物を保護するためにも塗装工事は大切なメンテナンスといえます。
先ほどもご説明した通り、適切な塗装する時期は使われている外壁の種類や建物が建っている立地環境によっても異なってきます。
まずは、点検をご依頼するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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